熱間鍛造の特色と用途

靭性・精度が高く低コストで大量生産まで可能な熱間鍛造の性質から、各種の部品や建設機械・産業機械部品に多く用いられます。自動車、船舶、列車、建設機械などの動力機械には、様々な金属の部品が利用されていますが、熱間鍛造品は、そんな部品の中でも、特に激しく力(負荷)がかかる場所に使用されています。

熱間鍛造品には、強く信頼性があり、比較的安価に製造できる特徴があるため、あらゆる産業を支える機械の素形材部品として、かかせない存在です。

 

 

 当社の特徴

電力用架線金物、鉄道用部材、アンテナ部材等の完全個別受注生産会社であります。

いずれも素材から完成メッキ、組立梱包までの一貫製造が可能です。

 

又、生産工程の中で特に「熱間鍛造」工程に特色を持っています。

 

熱間鍛造は製品の特性に応じて「重油」「ガス」「電気」「高周波」の熱源を使い分けて使用します。

 

電気加熱は電気の抵抗により発生した熱を利用し、短時間で必要な部位を加熱することが出来るだけでなく、油圧シリンダーでワークを押すことにより、ボリューム出しも同時に加工出来ます。

これによりプレスを併設して≪横向き鍛造≫が可能となります。

 

高周波加熱はワークに高周波を当てることで鉄分子が振動し、その効果として発熱する原理を利用します。

電気も高周波も加熱する為の時間が10~60秒と短く、その為熱伝導が局部に留まる為、ワークを手で持って加工出来る特性があります。

 

重油、ガス炉は専用炉でそれぞれを燃焼させて加熱され、そのエネルギーは開放部から放出されるため熱効率は低いものとなります。

 

また、当社の製品には熱間加工後にネジ製作をする特色があります。

 

 ネジの加工方法は 「切削」と「転造」があります。

切削は転造に対して加工時間が長い為、太物径M20以上のネジ製作に使用します。

 転造はロールを回転させて圧力でワークに対しネジを加工します。

その他プレス関係、溶接関係、ベンディング関係、表面処理、機械加工関係等設備と諸機能を持ち合わせており、今後は当社の持つ特色を生かせる製品作りを開拓していく次第です。

ネジ関係について

弊社では加工後にネジ製作をする製品に特色が有ります。

 

ネジの加工方法は 「切削」 と 「転造」

の2種類が有り、どちらも対応可能です。

 

「切削」は転造に対して加工時間が長い為、太物径M20以上のネジ製作に使用します。

転造はロールを回転させて圧力でワークに対しネジを加工します。

 

「転造」の場合は切削と違い、転造時にワークを転造下径まで加工する必要が有り、弊社では絞りと下径加工で下径まで加工します。

 

圧力の大きさで弊社では 16tと20t 各2台の計4台を保有して居ります。

 

その他の機械設備について

プレス関係、溶接関係、ベンディング関係、表面処理(協力工場)、機械加工関係など

金属加工を加工するに必要な諸機能を充足して居り、中物加工なら出来ない物はないと自負して居ります。